HOME > ニュースページ > 事件・事故・災害 > 詳細

元アウシュビッツ強制収容所看守 17万人の虐殺幇助罪で起訴

2016年02月15日

【新唐人2016年2月12日】

 

2月11日、アウシュビッツ強制収容所の解放71年後、ドイツの裁判所は、少なくとも17万人の虐殺を幇助した疑いでアウシュビッツの元ナチス看守を起訴しました。ほかの3人の被告も、数か月で審判が行われる予定です。

 

今年94歳のアウシュビッツの元看守ラインホルト・ハニング(Reinhold Hanning)被告は、2月11日(木曜日)ドイツ西部デトモルトの地方裁判所で、虐殺の幇助罪で起訴されました。

 

裁判は強制収容所の生存者の証言を1日2時間、計12日間の日程が行われます。

 

検察側は、1943年から44年までの間、20歳のハニング被告が、アウシュビッツで看守として勤務し、ハンガリー系ユダヤ人数十万人の毒殺をほう助したと追及しました。

 

被告は、アウシュビッツで看守として勤務したことは認めましたが、虐殺の関与は否定しました。

 

94歳のアウシュビッツの生き残りのレオン(Leon Schwarzbaum)氏は、ハニング被告を見つめ、「私は、年を取れば取るほど、アウシュビッツでのことを思い出す」と述べました。

 

レオン氏は被告に、「アウシュビッツであなたは仲間と何をしたのか、その真実を正直に言って欲しい」と語りかけました。 

 

もう1人の96歳の生き残りのエルナ(Erna de Vries)氏は、「私はガス室に送られ、危うく助かったが、母親は殺された。この真実を明るみになるまで一生をかけて待っている」と証言ました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/02/12/a1252271.html (中国語)

                                              

(翻訳/小松 ナレーター/萩野 映像編集/李)

トップページへ